Microsoft Surface Go 2 を買いました。
Wi-Fi モデル, メモリ 8GB, SSD 128GB です。
一緒に、Type カバー(Black) と Surface ペン(プラチナ) も購入しました。
この正月、新聞の折り込みチラシは毎年のこと大量に入ってきまして、近所の量販店も5000円オフ券が入ってきていたのでそこで購入しました。こういう割引は Surface には効かないだろうと思ってましたが、一応店員さんに訊いたところ、やはり割引対象外とのことでした。それでも少し値引いてくれました。値引き額をここに書くと迷惑が掛かるかもしれないので詳しくは言えませんが。
細かなベンチマークなど取りませんので、購入時の備忘的なエントリーです。
これまで Surface は、初代 RT と Surface 2 RT を買っています。実は Surface 2 RT は、今でもリモートデスクトップのクライアントで使うことがありましたが、Surface 2 RT 本体としては、ブラウザがIEしかないため、遅い上に閲覧できないサイトも多くなってきていて、何よりディスクの空き容量がほとんど無いため、Windows Update も上手くいかず、さすがに辛くなってきたので、Surface Go 2 に決めました。
元々、Surface には、それほどパフォーマンスを求めていません。
Visual Studio がサクサク動きそうならスペックを考慮しても良いのですが、ディスク容量が 128GB という時点で Visual Studio での本気開発をする気もありません。
基本的にはリモートデスクトップのクライアント用途で、色々な作業のサポート的に、Officeやブラウザが本体にあれば良いというくらいの使い方で、スペックと値段を考えて Core M3 では無く、Pentium 4425Y のほうでも良いやと思っていました。Windows 10 として PowerShell を使えますし、WSL2 や Docker が多少動いてくれたら嬉しいかなという程度です。
下位スペックのディスク容量 64GB のほうが安いのですが、Surface 2 RT で、ディスク容量の空きが無く Windows Update が出来ないということを経験しているので、容量 64GB は現実的に厳しそうなのでパスです。容量 64GB なんてどうして発売するのか不思議に思います。
Surface Go (初代) が出た時に、魅力を感じましたが、個人的には、解像度がフルハイビジョンに満たないため、実際に買う気にまでなれませんでした。Surface Go 2 で本体サイズそのままで画面解像度も解消したので、そのうちにと思ってたところ、この正月に購入しました。
なお、会社では Surface 3 Pro を触っていますが、Surface Pro系は大きくて重いので、たまに出先に持ち運ぶことも考えると、個人で購入するには敬遠してます。
初回電源オン ~ Windows Hello (顔認証) 初回ログインまで
さて、箱から本体・付属品を出します。かなりしっかりした箱で、隙間の遊びもぴっちりしてるので、上蓋をゆっくり持ち上げて重力に任す感じで開けます。なお、返品・修理・交換などには付属品や箱を紛失してると保証外になるようなので、箱も綺麗に取っておきます。
ACアダプタと Surface Go 2 とを接続し、初回の電源オンします。
画面キャプチャを取ってませんが、初回起動時はCortanaさんが女性声でアシストしてくれます。
地域の選択、キーボードレイアウトの選択、Wi-Fiへの接続と順にしていき、初期ユーザーをMicrosoftアカウントで行います。これは 後に Microsoft Store で Windows Home S モードを解除するためでもあります。
その後、Windows Hello (顔認証) の登録をして、PIN を設定します。PIN は顔認証が通らないときに入力するパスワードです。なお、マスクをしてると顔認証は通りません。
次に、電話とリンクする (却下)、One Drive (却下)、Cortanaのアシスタント (却下)、デバイスのプライバシー設定 (すべてオフ) と順に進み、最後にしばらく待たされた後、Windowsにログオンできます。
私はプライバシー設定や Cortana があまり好きでは無いので、設定しないようにしてますが、好みに応じて設定しましょう。Surface らしく音声認識はそのうち使用してみようかなとも思います。
ここまで、Windows 10 の初回セットアップの流れです。何回かやったことがある人にとっては淡々と進められるところですが、Windows 10 を初めて触る人にとっては一つ一つの質問が何を訊いているのか分からないと思うので躊躇することでしょう。
初回ログオン直後の、Cドライブ空き容量は 87.6 GB でした。
ディスクの状態は次のようになっています。(ディスクの管理から)
エディションの確認、PC名の変更など
Windows 10 の初期状態だと、PC名(デバイス名)がランダムな名前なので好みの名前に変更します。
再起動後、Windowsのバージョンを確認しました。
Windows 10 Home in S mode です。バージョンは 1909、OSビルドは18363.628 でした。
CPUも Pentium 4425Y と確認できます。
次に、Office Home & Business 2019 のライセンス認証をするために、何かのOfficeアプリを起動、Excelを立ち上げたところ、プロダクトキーの入力を求められます。
Surface Go 2 と一緒に小さな紙カードが入っているので、その封を開けると、Officeのプロダクトキーが記載されてます。末尾5桁はスクラッチくじのように銀色のもので隠されているので、10円玉で削って開けておき、そのプロダクトキーを入力したところ、難なくOfficeのライセンス認証が完了しました。
その後、Surfaceペンを登録、画面にペン先を当てて、何やら案内が出て (確かペンの上のボタンを長く押せだった気がします) ペアリングが完了しました。
マウスですが、Surface Go 2 本体のUSBは、Type-C しかないので、フルUSB(Type-A)端子のマウスはそのまま使えません。手持ちの Bluetoothマウスは、くさび型の Wedge Touch Mouse しか無いのですが、一応繋げてみたところ普通にペアリング出来ました。個人的に Wedge Touch Mouse は使いにくく作業効率が落ちるので、今度まともなBluetoothマウスを買おうと思います。
Windows 10 Home S モードを解除
初期状態は、Windows 10 Home S モードなので、Storeアプリしか使えません。Surface RT の時の呪縛のようなものなので即解除します。
設定から、ライセンス認証を開き、「Windows 10 Home に切り替える」というところの「Microsoft Store に移動」というリンクをクリックします。
Microsoft Store が開き、S モードをオフにする という画面になるので、ここの「入手」をクリックすると、Sモードが解除されます。
このとき「入手」をクリックしたときの確認画面はありません。クリックしたら S モードの解除が実行されます。
説明引用
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Windows 10 を使用すると、仕事や生活の方法に合わせて Windows のモードを自由に選択できます。 パフォーマンス、セキュリティ、および安心感を最も重視する場合は、Windows 10 S モードを引き続きご利用ください。Microsoft Store からインストールするすべてのアプリが Microsoft によって確認済みです。 さらにオプションが必要な場合、 S モードをオフにして、Microsoft によって確認されていないアプリをインストールことはできますが、S モードをオフにすると、S モードに戻ることはできません。 詳しくは、S モードのよく寄せられる質問 (FAQ) をご覧ください。
この PC 用に正規ライセンスの Windows 10 - S モード切り替え を入手してください。
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同画面の下部に、Windows 10 Home S モード解除の、実施前と実施後の機能差が表になっています。
さて、「入手」をクリックすると、2-3分程度で「すべて完了しました!」とメッセージが表示され、Sモードの解除が完了します。再起動はされませんでした。
デスクトップにライセンス認証の画面が残っていたままでしたが、エディションは "Windows 10 Home" になり "in S mode" となっていたものが取れています。
Windows のバージョン情報も同じく "Windows 10 Home" になっています。
これで、Sモードが解除されました。Store以外のアプリケーションが実行可能になります。
Windows 10 Home から エディションを変更
通常利用するには Windows 10 Home でも支障は無いと思いますが、私は、会社から Visual Studio サブスクリプション(旧:MSDNサブスクリプション)を頂いているので、早速 Enterprise 版にアップグレードします。
バージョン情報の「Windows の仕様」のところで「プロダクトキーの変更または Windows のエディションをアップグレード」をクリック。
ライセンス認証が開くので、「プロダクトキーの変更」をします。
エンタープライズ用のプロダクトキーを入力して進めます。
更新途中で、背面にライセンス認証の画面が残っていたのですが、時折赤字で警告メッセージに変わったりしていましたが、そのまま無視して良いです。
5分くらい掛かった後に自動的に再起動されます。
再起動後、Windows 10 Enterprise になったことが確認できました。
Enterprise にアップグレード後も、Windows Hello, Surfaceペンやマウスも、アップグレード前と同様にそのまま使えます。
Windows Update を、降って来ないまで完全に済まして完了。ディスクの空き容量は 84GB弱くらいになりました。バージョンは 1909 のままで、まだ 20H2 になっていませんでしたがそのうち落ちてくると思います。
このあとは、初期ユーザー(自分)が管理者なので、管理者で作業するのは色々と怖いため、Microsoft アカウントでは無い別のローカルアカウントの管理者を作成し、初期ユーザー(自分)は管理者から標準ユーザーに降格させます。
Windows 10 バージョン 20H2 へ更新
それから4日後、Windows Update を確認すると、バージョン 20H2 にアップデート出来る表示があったのでアップデートしました。(1/7の夕刻です)
これまで、アプリのインストールは何もしておらず、Office Outlookも未設定のままで、他にファイルコピー等もしていないので、ディスクの空き容量はあまり変わっていないはずです。
20H2 へアップデートする時、Windows Update の状態表示には、ダウンロード/インストール、ダウンロード/インストール、と何度も表示が変わります。この間、エクスプローラーからCドライブの空き容量を目視でチラチラと見てましたが 77.2GB にまで減っていました。
およそ1時間半くらい掛かり、やっと再起動を促すボタンが表示されましたので、ボタン押下で再起動。
その後、Windowsからログオフされ、全面が青い画面でWindowsの更新の表示になり、更にそこから再ログインまでは大体40分くらい掛かりました。再起動は3回くらいされたと思います。
このため、バージョン 20H2 へアップデートには、2時間と少しの時間を見ておいたほうが良いです。
ログイン後にバージョン確認すると、無事に 20H2 になっています。
再度、Windows Update で適用が無くなるまで行って、再起動をしてから Cドライブの空き容量を確認すると 70.5GB です。
おそらく、Windows Home から Enterprise に上げたことで、3GB~4GBほどは取られたと思いますが、この空き容量はやはり少ないと感じます。
まだ、WSL や Docker も入れて無く、Office Outlookも設定していません。Chrome等のインストールもこれからですし、Visual Studio Codeも入れてみたいし・・
仮に、Surface Go 2 の 64GB だったら、まともに使えるのか疑問に思ってしまいました。
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