日本語ロケールになっていないUbuntuでは、日本語の表示ができない、ファイル内容が文字化けして見えないなど、いろいろと不便がでるため、日本語化しておきましょう。
下記、Ubuntu 18.04 TLS で確認済みです。Docker EE および、WSL のUbuntuでも確認済みです。
まず先に、現在のロケールの確認。ロケールは LANG 環境変数になるので、$LANG を確認します。
$ echo $LANG en_US.UTF-8
"ja_JP.utf8"であれば、日本語ロケールになっています。
日本語ロケールで、文字化けで悩んでいる場合は、以降の優先ロケールを設定してみてください。
Ubuntuにインストールされている利用可能な言語は、locale -a で確認できます。
$ locale -a C C.UTF-8 POSIX
"ja_JP.utf8" が、一覧にない場合は、日本語言語パックの language-pack-ja をインストールしましょう。
sudo apt install language-pack-ja -y
再度、locale -a で 確認すると、"ja_JP.utf8" が含まれているのが確認できます。
$ locale -a C C.UTF-8 POSIX ja_JP.utf8
次に、デフォルトのロケールと優先ロケールが、日本語になるように ja_JP.utf8 を指定します。
# デフォルトロケール sudo update-locale LANG=ja_JP.utf8 # 優先ロケール sudo update-locale LC_ALL=ja_JP.utf8
優先ロケールは、他のロケールを無視して優先させるので、デフォルトロケールは優先ロケールによって無視されることになりますが、デフォルトも同じ設定をしておきます。
LANG, LC_ALL は、環境変数を指しているので、
export LANG=ja_JP.utf8 export LC_ALL=ja_JP.utf8
でも同等の設定になります。
ロケールを変更したら、ターミナルに入りなおしたほうが良いでしょう。sshで接続しているなら一度ログアウトします。
その後は apt update 等でのメッセージが日本語で表示されることが確認できます。
nanoなどで、日本語テキストが文字化けしていたものも、きちんと読めるように直ります。
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