ドメインコントローラ (Active Directory)のインストールの前準備
ここでは Windows Server 2003 Enterprise Edition(EE) の説明です
ここから以後、 ドメインコントローラは DC、
Active Directoryは AD
と略名が記述している箇所があるかもしれません。
ワークグループのWindows Server 2003をドメインコントローラにする手順。
インストール直後(クリーン状態)のWindows Server 2003を、 ドメインコントローラ(Active Directoryサーバ)にします。
ドメインコントローラにする前に、まずコンピュータ名とIPアドレスを確定させておきます。
※ドメインコントローラにした後でも、変更できますが、 なるべく最初に確定させておきましょう。
ドメインコントローラにするPCは、IPアドレスは固定アドレスにします。
DHCPがLAN内にある場合は(ブロードバンドルータなど)、自動的に振られていますが、 固定アドレスに変更します。
コントロールパネル -> ネットワーク接続 -> ローカル エリア接続
を右クリックしてプロパティを開きます。
※NICが複数ある場合は、ドメインのネットワークにする接続を開きます。
インターネットプロトコル (TCP/IP) を選択し、プロパティを表示します。
上の欄は、次の IP アドレスを使う を選択し、IPアドレスとサブネットを決定します。
ここでは、クラスBネットワークとして、
IP アドレス: 172.16.0.1
サブネットマスク: 255.255.0.0
とします。
デフォルトゲートウェイは、とりあえず後で指定することとして、空にします。
下欄のDNSサーバー設定は、
優先 DNSサーバーを自分自身を指定します(上欄と同じ)。
DNSサーバーは、まだインストールしてませんが、Active Directoryのインストール時に、DNS参照で見つからないと警告され、同時にインストールしますので、自身のアドレスにしてください。
もし、LAN内にDNSサーバーがあれば、そこを参照することで ADとDNSの同時インストールをしないことも出来ます。
※ADやネットワーク経験が浅い人は、一緒にインストールするほうが良いでしょう。
OK ボタンクリックして、IPアドレスを確定。
次にコンピュータ名を確定します。
マイコンピュータ 右クリック -> プロパティ -> コンピュータ名 タブ選択
フル コンピュータ名 を確認する。
ドメインコントローラとしてそれなり(?)の名前のコンピュータ名にする。
ここでは、すでに DC01 なのでこれで良い。
変更する場合は、変更ボタンをクリックし、 次の画面でコンピュータ名を変更する。
ここで、変更するのはコンピュータ名だけです。
下欄のドメイン/ワークグループの切り替えは不要。
コンピュータ名を変更したら、再起動になりますので、再起動してください。
以上で、Active Directory のインストール準備終了。
Active Directoryをインストールしましょう。
Active Directory インストール(Windows Server 2003)
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